人中(じんちゅう)とは鼻の下から上唇まで伸びる溝のことで、平均より長いと顔のバランスが悪くなってしまいます。
顔の大きさや形状によって変わりますが、一般的に2cm以上だと長い人中に分類されます。
もっとも多い原因は遺伝ですが、表情筋の衰えや顎の噛み合わせが悪い理由で後天的に人中が長くなることもあるので注意しましょう。
人中の長さは意外に悩んでいる方が多く、美容クリニックで施術を受ける人が増えています。
人中が長くなってしまう原因は以下の種類があります。
・遺伝
・表情筋の衰え
・アゴや歯並びの問題
加齢による老化で顔の筋肉が衰えると人中が長くなってしまいます。
顔の体操やマッサージで人中が長くなる症状の改善や予防をすることが可能です。
アゴの噛み合わせや骨格、歯並びが悪い場合は口周りの皮膚を内側から押し上げる状態になり、鼻下の皮膚が伸びてしまいます。
アゴや歯の問題も遺伝による先天性によるものと後天性のものがあり、歯列矯正で人中が短くなるケースもあります。
美容クリニックでは、人中の長さが気になる方向けに以下の施術を扱っています。
・人中短縮手術
・歯列矯正
・唇ヒアルロン酸注射
・人中短縮ボトックス
歯列矯正については美容歯科も扱っているクリニックや一般の歯医者を利用しないといけません。
ヒアルロン酸やボトックスの注入は、唇にボリュームを出したりシワをボトックスで埋めたりして目立たなくする施術です。
一定期間で効果を失ってしまいますが、注射を打つだけの簡単な施術で人中の長さを目立ちにくくできます。
人中短縮手術は口周りや鼻下にメスを入れて、皮膚を釣り上げるように縫合する施術です。
15mm以上など一定基準以上に長い人中がないと施術を受けられませんが、目に見えて人中が短くなって上唇の向きも上がるなど大きな変化を期待できます。
人中短縮手術など美容クリニックで施術を受ける需要が高まっていますが、人中を短くしたい場合は慎重にクリニック選びをしてください。
手術を受ければ確実に人中が短くなりますが、短くなりすぎてしまうことや顔全体のバランスが悪くなってしまうことがあります。
原因によっては顔の体操や歯列矯正で人中を短くできることもあるので、複数のクリニックへ行って手術が最善の方法なのか聞き比べてみるとよいでしょう。
まずは唇ヒアルロン酸注射や人中短縮ボトックスなど手軽な施術から試してみる方法がおすすめです。
メイクで人中を目立たなくさせることもできます。
人中短縮手術は顔にメスを入れるため、一定期間は傷跡や赤みが目立ってしまいます。
また、手術で一気に人中が短くなると顔の印象が大きく変わり、美容クリニックで施術を受けたことが周囲にバレやすいです。
こうした理由で踏み出せない人が多かったですが、コロナ禍でマスク着用が義務になってから人中の長さを解消する施術を受ける人が急増しました。
勤務中や授業中でもマスクを着用できる時期に、人中の悩みを解決してみてはいかがでしょうか?
ただし、人中短縮手術を受ける際はクリニック選びと施術を受ける必要性の判断を慎重に行うようにしてください。